苦しかったら吐いてください

水曜日マスタースイム担当の及川です。

本日も元気な会員さんたちと楽しく泳いできました。

 

前回は「浮くためには沈む」ことを書きましたが、今日は苦しくならないための呼吸法について書いてみようと思います。

人の活動には酸素が必要ですが、その酸素を使ったら二酸化炭素を排出しなければなりません。

そういうわけで「呼吸」が必要なのですが、運動量が増えるとその分必要な酸素量も増えるので、たくさん呼吸をしなければなりません。

なので、激しく運動していると、酸素量が足りなくなり苦しくなります。

ですが、実は「苦しい、息がしたい」という呼吸欲求は酸素が不足しているから起こるのではなく、血中の二酸化炭素濃度が上がると「苦しい、息がしたい」と感じるらしいです。

つまり、体から二酸化炭素を排出しなければ苦しいのは収まらないということです。

ところが、(水泳やダイビングなどの水中活動では特に)感覚的に「酸素が足りないから息がしたい」と感じてしまうのです。

そうなると、肺にたくさん空気が入っていても(それを出さずに)まず吸おうとします。

しかし、すでに肺には空気が入っているので、新しい空気が入ってくる隙間はほとんどありません。

結果的に、同じ空気が肺の中に留まってしまうので、どんどん二酸化炭素が増え、さらに苦しさを増します。

そして、泳ぎ続けられなくなると。

このような負のサイクルから脱出するには、この原理を理解し(なくても良いけど)、吸う前に吐くことです。

新しい新鮮な空気を入れるスペースを先に作っておく必要があるのです。

「吸って吐く」のが深呼吸ではなく「吐いて吸う」のが深呼吸なんです。(アルゴリズム体操知ってます?)

 

泳いでいる時には水から顔が出ている少しの時間で「吐いて吸う」のは難しいので、先に水中で吐いておいて、口が水から出ている少しの時間で効率的に「吸う」ことが大切です。

この「吸う」ための準備として、あらかじめ水中でたくさん息を吐いておけば効率的な循環ができて、苦しさをあまり感じることなく長く泳ぎ続けられると思います。

もちろん呼吸だけではなく、今までに書いてきたようなストリームラインなどの姿勢なども大切ですので、総合的に上達をして行く必要はありますが。

ま、ゆっくりのんびり焦らずに、楽しく元気に練習を続けるのが一番ですがね。

 

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