帯状疱疹後の神経痛

先週治療室にお見えになった70代の男性のお話

15年前に帯状疱疹になって、その後背中から胸にかけて神経痛がひどく寝てもいられないとのこと。『もう、何万辺も死のうと思った!』とかなり深刻なご様子でした。

帯状疱疹は身体に潜む水痘ウィルスが、疲労やストレスで免疫力が低下してきた時に再発するこの頃年配者に多い病気です。今年になって三叉神経上に発症して来られた方が二人いました。早い時期でしたので、すぐに病院で抗ウィルス薬の治療で大事にならずにすんだのですが…

15年前の後遺症ですから、どこまで鍼灸の効果があるのかわかりませんでしたが、とにかく出来る限りの治療をさせていただきました。キャベツ農家をしているとのことで、たくさん新鮮なキャベツをいただきましたので『無理です』なんて言えません。

今日は先週とは見違えるほど、笑顔で訪ねて『痛みが軽減して夜、寝られるようになった』と喜んでました。僕も嬉しくなって、家でも出来るお灸を紹介させていただきました。古くから伝わる東洋医学の知恵にまたまた感動です。

東洋医学の根本には『未病治』という考え方があります。病になる前に治すということですが、皆さん無理をし過ぎて重症化しているようです。

僕も風邪気味だから、今日はお休みしようかなぁ✨なんて出来たらいいよね(笑)

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